アナと雪の女王2の感想
今日は大人気の映画「アナと雪の女王2」を観に行ってきました。
日曜日ということもあり、映画館は混雑していました。
僕は前作が大好きでファンになりました。
映画館に2回観に行き、ブルーレイも持っていて、ブルーレイを4回観ました。
ストーリーはもう分かっていても、アナと雪の女王の世界観がとても好きで、その世界観に浸る為に見ています。
尚、邦題では「アナと雪の女王」となっていますが、原題では「Frozen」なのだそうです。
アナでもエルサでもなく、フローズン。
つまり「凍結」とか「凍った」という意味なのですね。
前作同様「アナと雪の女王2」も、字幕版と吹替版がありましたが、僕は前作で松たか子さんと神田沙也加さんの声が役にピッタリだと思ったので、吹替版を観に行きました。
雪だるまのオラフは声優さんが代わりましたが、違和感は全くありませんでした。
これまでのイメージを全く壊していません。
ルパン三世の声優さんが山田康雄さんから栗田貫一さんに代わったときと同じ違和感の無さです。
映画を最初から楽しもうと、集中して見ていたのですが、台詞の途中ですぐに歌になってしまい、なかなか頭に入ってこず、気がついたら1時間が過ぎていました。
僕にはミュージカル色が強すぎました。
前作のパート1では、最初からストーリーが頭に入っていたのですが、今回のパート2では頭に入ってこないまま、どんどん映画が進んでいってしまいました。
ここで歌わなくてもいいだろうと思うシーンがたくさんありました。
ブロードウェイでミュージカルを上演するのでしょうか。
吹替版でこうだったので、もし字幕版を観ていたら、もっと頭に入ってこなかったかもしれません。
話がなかなか入ってこなかったのですが、ディズニーアニメの美しさとリアリティを堪能し、感心しました。
CGアニメの最高傑作といっていいと思います。
やっぱりディズニーアニメは美しいなぁと思いながらも、改めてジブリ作品の凄さ・偉大さを感じていました。
ディズニーアニメはコンピューターを駆使したアニメーションで、実際の人の表情や動きを忠実に再現していて、リアルすぎると思ったこともあったのですが、ジブリアニメは「手書き感の美しさ」といったらいいでしょうか。
一枚一枚のセルにおいての、書き手の思いやこだわりがあって、「アナ雪2」を観ながら、ジブリはやっぱり凄いなと思っていました。
特に「千と千尋の神隠し」の、あの細かな動きやリアリティさは、今見ても感心させられますが、そんなことをずっと考えながら観ていました。
CGを駆使したデジタルの凄さが見られるディズニーアニメと、手書きで一枚一枚描き手のセンスの良さとこだわりのある完成度の高いアナログ感といったところでしょうか。
どちらも比較できるものではないですが、この映画を見ながら、ジブリのことを考えていました。
この「アナ雪2」は、映画全体が美しいシーンの連続なのですが、特に紅葉の美しいシーンが印象に残りました。
今の日本の季節と同じです。
周りの山は紅葉で色づいています。
途中で、英国のロックバンド「クイーン」と、1985年に公開された映画「ネバー・エンディング・ストーリー」を彷彿とさせるシーンもありました。
スタッフの遊び心でしょうか。
「水は記憶をもっている」という言葉も印象的でした。
独特の世界観があって、やっぱりディズニーアニメは良いと思いましたが、この映画は一回だけで充分です。
前作は2回劇場に足を運び、ブルーレイも持っていますが、このパート2はもう観に行かなくて充分ですし、ブルーレイも買いません。
この映画が良くないというのではなく、とても美しくていいのですが、一回観れば充分だということです。
つまり、他の普通の映画と一緒ということです。
「アナと雪の女王(Frozen)」は、この2で完結ということらしいのですが、映画を観ていると、パート3もあるのではないかなと思いましたし、是非そうであって欲しいです。
パート3を観たいですし、ハリー・ポッターのようにシリーズ化して欲しいです。
どのキャラクターも好きですが、特にトナカイのスヴェンが大好きになりました!