高品質でも売れない日本製品
昔は電気製品といえば日本メーカーがダントツのシェアを伸ばしていましたが、もう何年も韓国や中国のメーカーに明らかに押されていますね。
日本でさえ、中国や韓国のメーカーの商品をよく見かけるようになりました。
僕はサムスンやLG・HaierやHUAWEIなどは絶対買いませんが、安さで購入する人もたくさんいるのだと思います。
日本国内でそうなのだから、海外の人は日本製品だからとか、韓国製品だからとか中国製品だからという区別はついていないのではないでしょうか。
そうだとしたら、今は劣勢に追い込まれている日本でも、再びシェアを奪還するチャンスがやってくると僕は思っています。
日本製品は「高品質・高性能」過ぎるといって、昔アメリカから文句を言われて、仕方なく、品質を落としたことがあるのを、多くの日本人が知っているのではないでしょうか。
ニュースにも流れていました。
品質が低くて文句を言われるのなら分かるのですが、品質が高すぎて文句を言われるというのは前代未聞のことで信じられませんが、それくらい日本は開発力や品質の高さで他国を圧倒しています。
昔、テレビで見たことがあるのですが、アフリカかどこかの発展途上国に洗濯機を贈るということになって、日本の最新式高機能・高性能な全自動洗濯機を贈りました。
しかし、現地の人には全く喜ばれませんでした。
使い方が複雑だとか、使わない機能がたくさんあって不評でした。
それよりも、昔ながらの「二槽式」の洗濯機がすごく喜ばれていました。
これは大きな疑問が残りましたが、現地の人のことを考えると、これが正解なのです。
平成・令和の技術よりも、昭和の技術のほうが海外には受け入れられることも多いのです。
日本で使われている高機能な商品よりも、徹底的に無駄を排除したシンプルさが求められているのだと知ることができました。
「相手のことを考えて物作りする大切さ」が必要なのではないでしょうか。
今、日本では昔ながらの二槽式洗濯機はあまり人気がありません。
もちろん、電気ショップに行けば、今でも普通に売られていますが、人気の商品は低価格帯の全自動洗濯機か、高価格帯の高機能ドラム式洗濯機だと思います。
しかし「耐久性」でいえば、今の全自動洗濯機やドラム式洗濯機よりも、シンプルな二槽式洗濯機のほうが圧倒的に高いです。
全自動洗濯機は早ければ数年で故障が目立ち始めますが、二槽式洗濯機はめったなことでは壊れません。
僕の家では昔からの二槽式洗濯機があるのですが、30年以上使っていても、全く壊れず今でも普通に使えます。
この耐久性の高さが、海外の人には受け入れられるのではないでしょうか。
もちろんメーカーとしては、あまりにも耐久性が高すぎると、新商品が売れにくくなるというデメリットもあると思いますが、ユーザーが求めているのは「耐久性」や「操作のしやすさ・シンプルさ」です。
地域によっても、ユーザーの求めるものは違ってくるかもしれません。
日本のメーカーは研究熱心で、常に新たな技術を開発していますし、そうしないと生き抜いていけないのだと思いますが、「昔ながらの製品」のほうが良い場合もあるのです。
そういったことを踏まえて、世界中で日本のメーカーが愛される時代がやってくると嬉しいです。
アメリカは今、HUAWEI排除をしていますし、韓国のサムスンも、日本ではサムスンという企業名を隠さないと売れないほど追い込まれています。
多数の国や企業から、多くの特許侵害で訴えられていますし、日本のメガバンクが見捨てれば、サムスンは一瞬で崩壊するそうです。
韓国の銀行ではサムスンやLGを守れないのだそうです。
数年前に、日本の家電量販店で、あるお客さんが店員さんに
「何故日本のメーカーのテレビが韓国メーカーの後ろに陳列されているんだ?」と文句を言っていましたが、僕はこのお客さんの言うことに納得できます。
家電量販店は安いほうが売れやすいとか、メーカーからのキックバックなども大きいなどの理由もあると思うのですが、日本にあるお店が日本のメーカーを後ろにもっていくのはもってのほかです。
中韓のメーカー、どちらも未来は決して明るくないと思いますし、日本メーカーは多くの苦境を乗り越えていて、中韓のメーカーよりも歴史があり、高い技術力があるので、世界中のユーザーのニーズなどを分析し、販売方法や宣伝方法などを改善して、中韓メーカーを圧倒して欲しいです。
多くの汗や涙・血を流しているのは中韓のメーカーでなく、日本のメーカーです。
中韓メーカーは日本の技術をパクることしかできません。
今中国は強気に出ていますが、中国が日本にレアメタル輸出禁止措置をしたように、日本が中国に最先端部品や素材の輸出をストップすれば、HUAWEIなども、もたないのだそうです。
日本はレアメタルが無くても製品を作れる技術を開発しましたし、中国以外からの調達先も既に確保していたので、大事に至らず済みました。
逆に中国のレアメタル業者の多くが、倒産の憂き目に遭ったそうです。
日本は中韓と付き合うことは、常にリスクが大きいと認識しながら行動しなければなりません。
決して気を許したり、信頼してはいけない国です。
常に日本の首を狙ってくる奴らです。
海外で日本メーカーを見なくなったことは事実ですが、日本はもとより、海外にも日本製品のファンがたくさんいるので、日本のメーカーはこれまで以上に頑張って欲しいです。